治療をすれば胃がんは治るのか？生存率は？

胃がんの生存率は高く、早期発見で治療を開始した場合、90％にも上ると報告されています。そのため、胃がんに関しては特に早期発見が重要です。

初期の胃がんは治療をすればほとんどの場合で治ります。しかし、ステージが進行するにつれて生存率は低くなり、ステージ4の場合、治療を行っても生存率は7.3％という結果となっているため、早期発見で適切な治療を受けることが最大のカギです。

胃がんの代表的な治療方法3つとその特徴

それでは、胃がんではどのような治療方法が選択される可能性があるのか、3つについて特徴をご紹介します。

がんを切除した後も、胃が温存されるので、食事への影響がほとんどなく、QOLも保たれます。

出典：胃がん治療に対する正しい知識を身につけて病気を乗り切るためのサイト｜知っておきたい胃がんの治療のすべて

効果的であり、胃がん治療後のQOL（生活の質）も保たれるという治療方法。そのため、手術より内視鏡治療の可否が優先的に考えられます。

手術では、がんと胃の一部またはすべてを取り除きます。

出典：国立がん研究センター｜胃がん　治療：[国立がん研究センター　がん情報サービス　一般の方へ]

胃がん治療のメインとなるのが手術による切除です。切除でがん細胞を取り除くことができますが、同時に胃も切除されます。

胃がんの化学療法は近年、新しい抗がん剤の登場や大規模な臨床試験の遂行により進歩を遂げている分野です。

出典：名古屋大学医学部附属病院消化器外科2｜胃がんの治療について | 胃がん | 病気と治療（当科の特色） | 消化器の病気と治療 | 名古屋大学医学部附属病院消化器外科2

化学療法とは「抗がん剤治療」のことです。胃がんに対する化学療法が進歩しているという背景から、治療方法として選択される可能性は高いでしょう。

胃がんは早期発見により治療を開始すると、驚くほど高い生存率となります。早期に発見した方が治療方法の選択肢も多くなることから、一刻も早い治療開始が望まれます。