大腸がんの症状とは？ステージごとにチェック

大腸がんの基本的な症状は、血便や便秘・下痢、腹痛などです。そして、ステージが進行すると腹痛が重度になっていき、吐き気や嘔吐などが感じられるようになります。

がんの症状を知っておくことは初期段階でのがん発見に必要なことですが、実は初期の大腸がんではほとんど自覚症状が現れません。症状が現れたらステージが進行していると考えられるため、定期的に検査を受けることが最も重要です。

大腸がんのステージごとに代表的な治療方法を解説

大腸がんの治療方法は、次のようにステージごとに異なります。

内視鏡治療または外科手術を行い、その後経過観察を行います。

出典：大腸がんのステージと治療を知る｜【すぐわかる大腸がんの全て】各ステージや術後の生活をどこよりも詳しく紹介

軽度であるステージ0～1にかけては、外科的治療が主となります。放射線や化学療法が用いられることはなく、摘除に成功すればそのまま経過観察を行ないます。

ステージ0～Ⅰで内視鏡治療が困難ながんや、ステージⅡ、Ⅲのがんには手術治療が行われます。

出典：がんを学ぶ｜大腸がんの臨床病期と治療法｜大腸がんを学ぶ｜がんを学ぶファイザー

浸潤が重度のステージ1やステージ2～3の大腸がんでは、手術を行なうことが基本ですが、その後化学療法や放射線療法に進む可能性もあります。

化学療法や放射線治療の効果が少ない場合や，患者さんのからだが手術や化学療法・放射線治療には耐えられないほど弱っている場合には，症状を和らげる治療が優先されます。

出典：大腸癌研究会｜JSCCR | 大腸癌研究会

ステージ4まで進行していた場合は、がんの活動を抑えるために、化学療法や放射線治療が優先されますが、痛みをケアする対症療法も用いられます。

大腸がんはステージが進行しなければ、自覚症状が現れにくいがんです。そのため、初期段階で治療を始めるためには、定期的に検査を受けることが重要となります。