尿酸値を下げるための基礎知識！尿酸プールとは？

尿酸というのは人の体内で常に作られているものです。通常1g程度の尿酸が体内にあり、これを尿酸プールといいます。毎日食べ物から摂取するものや体内で合成されたものが600mg程度新たに作られ、新しく作られた600mgを体内に留めるために同量の尿酸が排泄物を通じて体外に排出されているのです。そのサイクルが崩れてしまうと尿酸値の高い状態となります。尿酸値が高くなると身体にも支障が出るため、健康診断などで尿酸値に警報が出ている方は早めの対策を行いましょう。

基礎知識を身に着けて尿酸値を下げる対策をしよう

尿酸値が高いと判断された人は、基礎知識を身につけて下げる努力を行う必要があります。尿酸値が高くなった際に出る症状や対策についてご紹介します。

尿酸値が高くなるとどうなる？

尿酸値が高いことで引き起こされる最も一般的な症状は痛風ですが、痛風発作が起こると、趣味はおろか、仕事に行くことさえままならない激痛に襲われます。
また、発症部位としては足の親指の付け根が多く、そのため歩くことができないというストレスを実感する人もかなり多いようです。

出典：【必読】尿酸値を下げる為に大切なこと～生活変えたくない人向け

突然関節が腫れて歩けないほどの激痛に襲われるのが痛風です。突発的に起こることからも痛風発作といわれています。前兆として関節にムズムズ感が出るなどの違和感が出ると言われていますが、痛風発作が起こるまで放置してしまう方も多いので注意しましょう。

尿酸値が高い人は日常的に水分補給

常に水分を摂りいれることで、尿の排出量が増え尿酸値を下げることができます。1日の尿量は2リットルを目安に、水や緑茶、ウーロン茶などノンカロリーの飲み物を摂取しましょう。水分とはいえど野菜ジュースや清涼飲料水、スポーツドリンクや栄養ドリンクなどは、大抵糖分や果糖が含まれているので、尿酸値を下げる飲み物としてはあまりお勧めできません。果糖は尿酸を増やすとも言われていて、痛風の発症リスクを高めます。

出典：男と女のほけん室(男と女の保健室)：尿酸値の基礎知識

普段水分補給をあまりしない場合など、尿の排出量が減ってしまって尿酸値が上がることがあります。飲むものの種類に注意しなければなりませんが、意識して水分補給を行うことで、排尿を促し尿酸値を下げる効果が期待できるのです。

尿酸値が高くなる原因はプリン体

尿酸値が高くなる原因の1つは食品に含まれるプリン体の取り過ぎです。プリン体を多く含む動物の内臓や魚の干物は食べ過ぎてはいけません。プリン体は体内でも作られ，肝臓で尿酸に変わり尿として排泄されます。肥満になると尿酸を作りやすく排泄しにくい状態になりますので，食べ過ぎをやめて適正な体重に戻すことが，プリン体の摂取制限よりも実は大切だと最近では考えられています。

出典：三和化学研究所：尿酸値を下げるために最も大切なこと｜高尿酸血症の怖い合併症｜高尿酸血症・痛風

プリン体と聞いて真っ先にビールが浮かんだ方は飲酒量を抑えましょう。とはいえ近年プリン体ゼロという商品も販売されているので、成分表に目を向けてみることをおすすめします。肥満が尿酸値の上昇に繋がるというデータがあるため、どんなものであっても食べすぎはよくないのです。

飲食のしすぎを控えて尿酸値を意図的に下げる努力を！

先述したビール以外にもお酒には少なからずプリン体が含まれているものがいくつかあります。そして認知率の高い魚卵の他にもプリン体が含まれている食べ物が多く存在するのです。食べ過ぎや飲みすぎを抑えて効率的に尿酸値を下げる意識を持ちましょう。

尿酸値を下げるためにまずは基礎知識から身に着けよう！